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黒麹乳酸菌混合発酵液体飼料製造

食品循環資源の再生利用やSDGs、CSRの推進に貢献するために製造および流通過程で発生する余剰食品などを集め、GEN麹リキッドフィードシステム(特許第4671436号、特許第5200087号)を使用して、家畜の飼料製造を行っています。 当社のプラントでは、1日あたり最大で固形物約15トンの余剰食品を処理し、撹拌しながら全体を90℃以上に60分以上加熱処理し(飼料安全法ガイドラインの加熱基準に基づく)、その後、約40℃以下まで冷却し、種麹(黒麹)を投入して約12時間以上通気培養を行います。この間に、麹菌の分泌する酵素により余剰食品が液状化し、同時に麹菌の分泌するクエン酸(殺菌力)によりpHは4以下になります。※ pH4以下では、微生物の増殖や内在性酵素の反応が抑制されます。

特徴・効果

黒麹乳酸菌混合発酵液体飼料の原料は栄養豊富な食品ロス(余剰食品)を厳選し、使用しています。
おおきく、タンパク質は製品不良豆腐・加工大豆などで
炭水化物は炊飯工場・めん工場など
これらを用いた黒麹乳酸菌混合発酵液体飼料は多くの特徴と効果を持っています。

  • 1.配合飼料の削減

    発酵された飼料は、より栄養価が高く、効率的に利用されるため、通常の配合飼料の使用量を削減できます。これは飼料コストの削減につながります。

  • 2.消化吸収を促進

    黒麹乳酸菌による発酵過程で、飼料中の栄養素をより利用しやすい形に変換します。これにより、家畜の消化吸収が促進され、栄養素の利用効率が向上します。

  • 3.早い成長と増体量の改善

    発酵された飼料は、消化吸収が効率的であり、栄養価が高いため、家畜の成長が促進されます。これにより、早い段階での体重増加が可能になります。

  • 4.呼吸器系への影響が少ない

    発酵された飼料は粒子が飛散しにくく、空気中に浮遊する微粒子が少ないため、家畜の呼吸器系への影響が減少します。

  • 5.カラスの減少
    及び豚舎の悪臭が軽減

    発酵により、糞のpHが酸性側になり、また未消化物の減少も見られます。このため、カラスの侵入や豚舎の悪臭が減少します。

  • 6.消化酵素の生成

    発酵過程で、酸性プロテアーゼ、αアミラーゼ、グルコアミラーゼ、キシナラーゼ、フィターゼ、セルラーゼ、ペプチターゼなど多くの消化酵素が生成されます。これらの酵素は、飼料の消化吸収を助け、健康な家畜の育成に寄与します。

コスト削減

肥育回転率向上

臭気・病原菌媒介予防

製造フロー

  • 前処理原料収集
  • ホッパー投入
  • 破砕・異物除去
  • 加熱
  • 冷却
  • 黒麹菌投入
  • 発酵培養
  • 製品出荷

飼料業者製造届

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